最終巻。

本は結構買っているんですが。なかなか感想が言葉になってくれないので困ります。


「花の名前」全4巻　　　斎藤けん　　白泉社
表紙でも載せられれば少しはマシになるんだろうと思うんですが、どうも面倒くさがりなので。


「青年は　殺風景な闇に　咲いた花を不憫に思い　摘みとるが
　摘んでも摘んでも　花は咲き続けた」（帯・作中からの抜粋。）

この漫画はゆっくりと流れるような、ささやかな煌きがあるんですが（何書いてんだ。）、
ちゃんとそれぞれに闇があって、そのメリハリがはっきりしてるから読みやすくて。
京さんが意外と脆いというか儚い人で、意外とお茶目な人で、好きですねぇ。
唐澤さんはまっすぐで、格好良いです。いつの間にか年齢が上になってしまいましたが。

大好きな漫画です。
闇というか翳のある人ってひとつの魅力があるような気がして。
その他人との関わり方のぎこちなさとか、見ていて「ああ～～～」とか思っちゃうんです。
自分が理解できないからこそ、っていうのがあるんでしょうね。